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シニアの方が留学先となる大学を選ぶ際、最も重視すべき条件は1クラス人数です。
授業中に分からない点が出たり、先生の説明がよく理解できなかった場合など、一番良いのはその場で質問することです。授業の後で質問するのではなく、その場ですぐにです。
ですが、クラスの中に20人も学生がいたら、気後れしたり、周りに気を使ったりして、なかなか質問しにくいものです。
逆に1クラスが5人だったら、質問も気軽にできますよね。
また、会話力を養うためには、授業中に積極的に発言すべきです。1クラス人数が少ないほど、発言回数も増えます。
ですが、20人クラスと5人クラスでは発言機会が4倍違うと思ってないでしょうか? 実は4倍どころではありません。
20人のクラスで授業が60分ある場合、学生1人あたりの発言機会は平等に3分ずつではないんです。実際には2〜3人の積極的な学生が50分くらい話し、残りの10数人が10分を分け合っています。
留学というのは完全な弱肉強食の世界です。積極的に発言することに慣れていない日本人は、たいていの場合、残った10分を10数人で分け合う側に回ります。そうなると1人あたりの発言機会はわずか1分未満です。
ところが5人クラスになると競争率が下がりますので、ちょっと頑張れば、逆に50分を独占する立場にまわれます。
20人クラスと5人クラスでの発言機会の違いは4倍ではありません。10分を分け合う立場になるか、50分を独占する立場になるか、実は数十倍の違いなのです。
ですので、押しが強くて20人クラスでも大丈夫という方は別ですが、一般的な日本人であるならば、少しでも1クラス人数が少ない大学を選ぶべきです。
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